活性酸素の働き|細胞を酸化して悪影響を及ぼす

活性酵素の9割以上が腸内から生じていると言われています。
アメリカで1956年に初めて見つかりました。
そこから研究が行われてきており、現代では様々なことが判明してきています。

研究の成果

活性酵素は遺伝子を傷つけることによって生活習慣病やガンを引き起こしてしまったり、生体膜や細胞膜を酸化させる働きをもちます。
人々が患ってしまう病気のおよそ9割に関係があるとされる恐ろしいものです。

活性酵素という名前を聞くと活性が活発で身体にとって良さそうという印象がありますが、実際は違います。
酸化力が強いという特性をもち、酵素の1000倍あると言われています。
細胞を酸化することで壊してしまうという悪性酸素です。

人々が空気中から呼吸によって体内に取り入れている酸素とは別物です。
空気中に含まれている酸素の場合は、2つの酸素分子が結合したものであり安定しています。
吸引することで血液中の赤血球と結合して、サラサラな血にして新陳代謝を良くしてくれます。

活性酸素の場合は喫煙や大気汚染、紫外線、酸性食品、食品添加物、激しいスポーツの実施、ストレスが原因となって発生するのが特徴です。

ストレスが原因

本来人間には、スーパー・オキサイド・ディスムターゼと呼ばれる体内に生じた必要のない活性酵素を取り除く作用を有する酵素を自然につくる機能があります。

しかし、この機能は25歳くらいになると減り始めてきます。
35~40 歳になるとほとんど働かなくなってしまうので注意が必要です。
この機能がなくなってしまうと、老化が進んでいきます。
生活習慣病を引き起こす原因の一つとなると言われています。

現代の研究では、活性酸素が余剰になることで正しい状態の組織細胞を壊して、いろいろな病気を生じさせて進行させるということが解明されており、危険視されているものの一つです。

紫外線を浴びることでそばかすやシミ、たるみ、シワが発生してしまいます。
その際に一重項酸素と呼ばれるものも生じます。
一重項酸素は活性酵素の一種で、肌の組織を破壊することが特徴です。