水素とは?水に溶ける元素
水素は、水の素などの意味で命名された元素、元素記号は「H」です。
水はH2Oであり、水素2つと酸素1つが組み合わさったもの、これは中学生のころ化学の授業で習ったなど思い出す人も多いのではないでしょうか。
そのため、水から水素を取り出すこともできますし、酸素と結合させれば水を作り出すこともできます。では、最近健康に良いとされる
水素水はどのようなものになるのか、ご存知でしょうか。
水素は、0.8mMの濃度で水に溶ける性質があり、中性の状態です。そのため、イオン化しませんし酸性やアルカリ性に変化することもありません。
また、水素が水に溶けている状態は酸素が水に溶けているのと同じで、人間は空気中の酸素を吸い呼吸を行い、魚は水中の酸素を使い
呼吸するなどの酸素はとても重要なものであることが分かります。
酸素分子は空気中にも水中にも存在するものですし、水素についても空気中のガスでも水の中でも同じ水素分子です。ちなみに、水素
イオンは水素水とは異なるもので、水中では水素分子(H2)の形で漂い、水素素は水に水素ガスが溶け込んだ状態を意味します。
なお、水素分子が水に溶ける量は、水温20度の状態で11.6ppm、
80度のお湯では0.8ppmといわれています。
水素水の選び方のポイントについて
水素水を選ぶとき重要なことは、水素濃度といわれています。ただ、この濃度は数値および記載方法が決まっているわけではないので、
現在販売されている水素水はさまざまな濃度の製品が存在しているようです。
製品によって濃度表示がない者もありますし、製造段階やボトルへの充填段階など、製造の際の濃度を記載している製品も少なくありません。製造段階の水素濃度は最も高く、充填した後も密閉状態になっていたとしても少しずつ水素が抜けるため、濃さが薄くなりがちです。
水素水を選ぶときには、製造段階ではなく賞味期限の中での濃さが記載されているものを探すのがポイントです。これは時間の経過とともに水素濃度が下がることからも賞味期限内での記載が最も有効なものとされるわけです。
具体的には、賞味期限内の水素濃度が1.6ppmに近いものを見つけるのが推奨されています。ちなみに、水素は高圧力を与えると水中に多くの水素を溶け込ませることができますし、2.0ppm程度の濃い水素水を作ることも可能です。
ただ、これは製造段階での数値であり時間の経過により水素が逃げてしまうので常気圧の状態に戻ってしまいます。そのため、製造段階ではなく飲む直前の濃度を考えることが重要です。